「苓北の冬」 最終更新日:2023年3月8日 印刷 五穀豊穣・無病息災。暮らしの中に祭りがある 海風が冬の匂いを運んでくる苓北町には、寒さを吹き飛ばすような熱い祭りがあります。 旧暦2月の初午は「富岡稲荷神社初午大祭」。 富岡稲荷神社をメイン会場に、男たちが川舟を引き回し、神輿を担いて富岡の町中を練り歩きます。 また、例年1月20日の大寒の日に行われるのは「裸まつり」。 ホラ貝の音が鳴り響くと、締め込み姿の男たちが凍てつく海に飛び込んでいく。 その勇壮な姿に、惜しみない歓声が上がります。 八坂神社裸まつり 締め込みーつで海に分け入る厳寒の冬の男祭り。 400年の歴史を持つ上津深江八坂神社の「裸まつり」。 無病息災を祈って、毎年1月20日に若者の担ぐ朱神輿が勇壮に厳寒の海を渡る。 吹きすさぶ寒風の中を走り抜ける朱神輿が、海へと飛び込む瞬間は圧巻。 場所苓北町上津深江 時期大寒(1月20日頃) 富岡稲荷神社初午大祭 初春の無病息災を祈る伝統の初午大祭。 江戸時代、天草の政治・経済・文化の中心であった富岡城下に受け継がれる伝統行事。 富岡稲荷神社の旧暦2月の初午は、毎年多くの参拝者でにぎわっている。 場所苓北町富岡(富岡稲荷神社内) 時期旧暦2月の初午